「遺品整理はいつ依頼するのがベスト?」いつ頼むなら早すぎる?いつなら遅すぎる?
「まだ頼むのは早い?」
「四十九日まで待つべき?」
「家が売れる前?後?」

「もっと早く片付ければよかった」と「まだ片付けたくない」の間で
「遺品整理は、いつ頃お願いするのがいいのでしょうか?」
現場で仕事をしていると、このご質問をいただくことがあります。
実は、この質問には決まった答えがありません。
ご相談をいただくタイミングは、本当に人それぞれだからです。
ご葬儀の翌日にお電話をいただくこともあります
賃貸住宅の退去期限が決まっていたり、特殊清掃が必要だったりする場合は、ご葬儀が終わってすぐにお電話をいただくことがあります。
「気持ちの整理はまだついていないけれど、時間だけは待ってくれない。」
そんな状況の中で、ご家族が判断を迫られることも少なくありません。
特に特殊清掃では、臭いや衛生面の問題から早めの対応が必要になることがあります。
ただし、孤独死などの場合は、警察による現場検証が終わるまでは、私たちも室内へ入ることができません。
「すぐ来てほしい。」
というお気持ちは十分に理解できますが、まずは必要な手続きが優先されることになります。
数か月経ってから整理を始める方も多くいらっしゃいます
一方で、
四十九日が終わってから。
お盆や法事で家族が集まったタイミングで。
相続の話がまとまってから。
そんな節目をきっかけに遺品整理を始める方も多くいらっしゃいます。
「少し時間を置いたことで、落ち着いて思い出の品を見ることができた。」
というお話を伺うこともあります。
1年以上そのままになっていたお宅もあります
「もう一年以上経ってしまいました。」
「今さらお願いするのは遅いでしょうか。」
こうしたご相談もあります。
ですが、実際には珍しいことではありません。
仕事や子育てで忙しかった。
県外に住んでいて何度も帰れなかった。
家を見るたびにつらくて、片付ける気持ちになれなかった。
理由は、ご家族によって本当にさまざまです。
遺品整理は、気持ちの整理とも重なるため、「時間が経ったからできるようになった」という方も少なくありません。
「片付ける時期」よりも、「片付ける理由」が違います
現場で感じるのは、皆さんが遺品整理を始める理由は同じではないということです。
ある方は、
「家を売却するため。」
またある方は、
「施設へ入居することになった親の家を整理したい。」
さらに、
「ずっと気になっていたけれど、ようやく家族で話し合えた。」
という方もいらっしゃいます。
遺品整理は、カレンダーの日付で始まるものではなく、ご家族の事情や気持ちの変化で始まることが多いように感じています。
「今がベスト」と言える日はないのかもしれません
「いつ依頼するのが正解ですか。」
そう聞かれることがあります。
現場で仕事をしている立場からお答えするなら、
正解は、ご家族によって違います。
急がなければならない事情がある方もいれば、
時間をかけて向き合うことが必要な方もいます。
どちらが正しいということではありません。
最後に
遺品整理は、「家を片付ける日」を決めることではなく、「思い出と向き合う時期」を決めることなのかもしれません。
だからこそ、
早すぎても、遅すぎてもいけないということはありません。
ご家族それぞれに、ご家族なりのタイミングがあります。
私たちは日々さまざまな現場に伺っていますが、その中で一つだけ共通していることがあります。
それは、
どのご家族も、その時にできる精一杯の選択をされているということです。
これまで現場でお会いしてきたご家族のタイミングは、本当にさまざまでした。だからこそ、『遺品整理はいつするべきか』という答えは、一つではないのだと感じています。
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