遺品整理で残しておくべきものは?処分する前に確認したい7つのもの|倉吉の実例から解説
倉吉での遺品整理の実例から解説。残しておくべきものや処分前に確認しておきたいもの。

親が亡くなり、実家の遺品整理を始めることになったとき、
「これはもう使っていないから処分していいかな」
「古い家具は全部処分してしまおう」
と考えることもあると思います。
しかし、遺品整理では、一見すると不用品に見えるものの中にも、処分する前に確認しておきたいものがあります。
特に、県外に住んでいて実家へ何度も戻ることが難しい場合は、限られた時間の中で整理を進めることになるため、後から「残しておけばよかった」とならないよう、最初に確認しておくことが大切です。
実際に倉吉で行った遺品整理でも、仏壇、使用していない金庫、大きな和タンス、納屋に残された大量の荷物などがありました。
今回の倉吉でのご依頼や、こうした実際の整理を踏まえながら、遺品整理で処分する前に確認しておきたい7つのものについてご紹介します。
遺品整理は「捨てること」よりも「先に確認すること」が大切
遺品整理というと、
「家の中にあるものを全部処分する」
というイメージを持たれる方もいるかもしれません。
しかし、実際の遺品整理では、最初からすべてを処分するわけではありません。
まず、
- ・残しておくもの
- ・家族に渡すもの
- ・探しているもの
- ・今後使うもの
- ・売却や買取を検討するもの
- ・供養などを考えるもの
- ・処分するもの
などに分けていく必要があります。
特に注意したいのが、一度処分してしまうと、後から取り戻せないものです。実際弊社が対応させていただいた倉吉での現場での内容を元に処分前に確認しておきたい7つのものをご紹介させていただきます。
「これは必要ないだろう」と一人で判断する前に、一度確認しておきましょう。
遺品整理で処分する前に確認したい7つのもの
1.通帳・現金・印鑑・重要書類
まず確認しておきたいのが、故人が管理していたお金や重要書類です。
例えば、
- 通帳
- キャッシュカード
- 現金
- 実印
- 銀行印
- 保険関係の書類
- 年金関係の書類
- 不動産関係の書類
- 契約書類
などがあります。
古い通帳や使っていないカードなどは、今回の倉吉のご実家の遺品整理をご依頼をされたご親族さんも気づいておられなかったものもありましたが、見た目だけでは「もう必要ないもの」と思ってしまうことがあります。
しかし、相続や各種手続きの際に確認が必要になる場合もあるため、書類や通帳類はまとめて確認してから処分することをおすすめします。
特に実家を遠方から整理する場合は、「後から必要な書類が見つかったけれど、すでに処分してしまった」ということがないよう注意が必要です。
2.写真・アルバム・手紙などの思い出の品
写真やアルバム、手紙なども、遺品整理で処分する前に一度確認しておきたいものです。
これらは、金銭的な価値があるかどうかでは判断できません。
例えば、
「今は全部持って帰れないけれど、アルバムだけは残しておきたい」
「家族が写っている写真だけ残したい」
ということもあります。
また、故人が大切にしていた手紙や日記など、家族にとって後から価値が出てくるものもあります。
すべてを保管する必要はなくても、処分する前に家族で一度確認することが大切です。
今回の倉吉でのケースでもご遺族さんは忘れていた大切な思い出の写真がみつかるなど、どこにしまっていたかわからいまま記憶が薄れていた大事な写真が出てくる場合も多々あります。
3.仏壇・位牌・遺影・仏具
実際の遺品整理でも、仏壇が残されているケースは珍しくありません。
今回の倉吉の遺品整理でも、仏壇が残されていました。
仏壇は一般的な家具とは違い、
「大きいから処分する」
とすぐに決めるのではなく、まず中にあるものを確認する必要があります。
例えば、
- ・位牌
- ・遺影
- ・仏具
- ・過去帳
- ・写真
- ・その他の大切なもの
などです。
また、仏壇そのものを今後どうするのかについても、家族で話し合っておく必要があります。
実家を片付けるからといって、仏壇の中身までまとめて処分してしまわないよう注意しましょう。
仏壇を処分する場合には、地域や宗派などによって供養等の対応が必要になる場合もあるため、必要に応じて寺院などへ確認しておくと安心です。
4.金庫や大型家具など、処分にも費用がかかるもの
「使っていないから処分する」という判断だけではなく、遺品整理で処分する場合にどのくらいの作業が必要なのかも考える必要があります。
今回の倉吉の遺品整理でも、使用していない金庫がありました。
金庫は長年使われていなくても重量があるものが多く、設置場所によっては搬出に人手が必要になります。
また、処分方法によって費用がかかる場合もあります。
同じように、大きな和タンスなども、
「もう使っていないから捨てればいい」
と思っていても、実際には、
- ・大きさ
- ・重量
- ・設置場所
- ・階段の有無
- ・搬出口までの距離
- ・搬出経路
などによって、作業量が変わります。
そのため、遺品整理では「残すか処分するか」だけでなく、「処分する場合にどのような作業が必要なのか」まで考えることが大切です。
遺品整理の費用は、単純に荷物の量だけで決まるわけではありません。
以前の記事でも、同じような家でも見積り金額に大きな差が出る理由について紹介しています。
👉 同じ家でも100万円も差が出る?遺品整理の見積りが50万円と150万円になる本当の理由
5.納屋・倉庫にある大量の荷物
実家の遺品整理で見落とされやすいのが、納屋や倉庫です。
家の中だけではなく、納屋に大量の荷物が残されていました。これは今回の倉吉の遺品整理に限らず、ご実家の整理をする際にはよくあるケールです。
実家の整理というと、
「まずは家の中を片付けよう」
と考える方が多いのですが、実際には納屋や倉庫まで確認すると、想像以上に荷物が残っていることがあります。
例えば、
- ・古い家具
- ・工具
- ・使わなくなった生活用品
- ・古い家電
- ・容器や収納用品
- ・趣味用品
- ・農作業に使っていた道具
などです。
一見すると、どれも「もう使わないもの」に見えるかもしれません。
しかし、納屋の中には、家族の誰かが使う予定だったものや、価値のあるものが混ざっていることもあります。
そのため、納屋だから全部処分するのではなく、こちらも一度確認してから整理することが大切です。
また、納屋や倉庫にある荷物は、家の中の家具とは違う種類のものが多く、処分方法や搬出作業によって費用が変わることがあります。
6.古い家具・骨董品・コレクションなど、価値が分からないもの
遺品整理では、
「古いから価値がないだろう」
と判断してしまうのも注意が必要です。
例えば、
- ・古い時計
- ・貴金属
- ・骨董品
- ・掛け軸
- ・古いカメラ
- ・趣味のコレクション
- ・美術品
などです。
もちろん、古いものだから必ず価値があるわけではありません。
ただ、価値が分からないものを処分してしまう前に、一度家族で確認しておくと安心です。
特に故人が長年大切にしていた趣味の品などは、金銭的な価値とは別に、家族にとって思い出の品になることもあります。
7.家や土地、今後の手続きに関係するもの
最後に確認しておきたいのが、家や土地、各種契約などに関係する書類や資料です。
例えば、
- ・不動産関係の書類
- ・家の権利関係が分かる書類
- ・保険関係の書類
- 各種契約書
- ・管理費などの請求書
- ・家に関する通知書類
などです。
実家を今後、
- ・誰かが住む
- ・売却する
- ・空き家として管理する
- ・解体する
など、どのようにするのかによって、必要になるものも変わってきます。
「もう誰も住まないから」と、家に関係する書類まで一緒に処分してしまうのではなく、今後の家の扱いが決まるまでは残しておくものを整理しておくことが大切です。
「これは不用品」と思っても、すぐに処分しない
今回の倉吉の遺品整理では、
- ・仏壇
- ・使用していない金庫
- ・大きな和タンス
- ・納屋に残された大量の荷物
などがありました。
こうしたものは、一見すると「もう使わないもの」に見えるかもしれません。
しかし、遺品整理では、単純に「使う・使わない」だけでは判断できません。
例えば、
仏壇 → 今後どうするのかを家族で確認する
金庫 → 中身を確認したうえで、処分にかかる作業や費用も考える
タンス → 中に残されたものを確認してから処分する
納屋の荷物 → 一つずつ確認し、残すものと処分するものを分ける
というように、それぞれ確認するポイントがあります。
だからこそ、遺品整理では「とにかく全部処分する」ことが目的ではありません。
県外に住んでいて、実家の遺品整理に何度も戻れない場合は?
倉吉市や鳥取県中部に実家があり、現在は県外に住んでいるという方もいらっしゃいます。
仕事や家庭の事情で何度も実家へ戻ることが難しい場合、
「何を残せばいいのか分からない」
「自分で確認したくても、現地に行けない」
「家の中だけでなく、納屋まで整理できるのか分からない」
ということもあります。
そうした場合は、あらかじめ、
- ・必ず残してほしいもの
- ・探しているもの
- ・家族に確認してから処分したいもの
- ・処分してよいもの
などを整理しておくと、作業を進めやすくなります。
県外から実家の整理を進める場合の流れについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
👉 県外に住んでいて実家の遺品整理ができない?倉吉市での進め方
遺品整理で後悔しないために「処分する前の確認」を
遺品整理を始めると、家の中にあるものが多く、
「もう全部処分してしまいたい」
と思ってしまうこともあるかもしれません。
特に長年誰も住んでいなかった実家では、家具や生活用品だけでなく、納屋や倉庫にも大量の荷物が残っていることがあります。
しかし、処分した後になって、
「やっぱりあれを残しておけばよかった」
となっても、取り戻すことはできません。
だからこそ、遺品整理では処分することよりも、処分する前の確認が大切です。
通帳や重要書類、写真などの分かりやすいものだけではなく、仏壇や金庫、大型家具、納屋の荷物なども、一度立ち止まって確認してみてください。
特に県外に住んでいて実家の整理を進める場合は、何を残すのかを先に決めておくことで、作業そのものも進めやすくなります。
遺品整理は、故人が残したものをただ処分する作業ではありません。
「残すものを確認したうえで、これからの生活や家のことを考えるための整理」と考えると、何から始めればよいのかも見えやすくなります。